そこにあるものもいつかは消えていく

怒涛のように文章を書き続けた12月が終わり、年も明けた。

 

 

まえがき

先日の土曜日は特に予定もなく家でゴロゴロ、晩ごはんを食べに出ようと思い、行き先に悩む。

餃子の王将に行くことは、スタンプカード(4個で餃子1人前無料になる)の期限を考えても、すんなり決まった。問題はどの店舗に行くかどうか。

 

余談というか本題というか、僕はスタンプラリーとか、スポット巡りとかが好きなので、制覇系のチャレンジに弱い。近場の行ったことのある店と遠くの行ったことない店なら、時間が許せば遠い店に行く程度には弱い。

なので、千葉県内の餃子の王将は全店制覇していたりする。

北に新店舗OPENと聞けば駆けつける程度には、千葉県内の餃子の王将全店舗制覇を誇りに思っていたりする。

 

もちろん、未踏の店舗を把握するために、Excelファイルで店舗一覧を作成している。

 

話は戻って、行ったことのない王将に行くことにして、向かったのは三郷西インター店。

千葉県内は全店が直営店なので、FC形態の店舗は久しぶり。

通常メニューにはない「だしからあげ」があった。うまい。

 

本題

店舗制覇の対象としているチェーン店は、餃子の王将だけでなく、静岡が誇る炭焼きレストラン『さわやか』、すっかり数を減らしたものの独創的な商品で戦う『ドムドムハンバーガー』、そして、関西人の血液(大げさ)『天下一品』の4社。

 

餃子の王将 三郷西インター店を制覇扱いにしたついでに、ほかのチェーン店の新規開店とか調べるか~と天下一品のホームページとExcelシートを開く。

ホームページの店舗数がExcelより少ない...これはどこか閉店になってしまったということ...

慌てて各都道府県の店舗を確認していく。

最初に見つけた閉店してしまった天下一品は神田店。行ったことある店。悲しい。。

神田店の記憶といえば、神田という土地柄か日曜定休だったこと、天下一品としては珍しい座敷があったこと。そして何より印象に残っているのは、他の店舗では見たことのない牛丼。めちゃくちゃしっかり牛丼をしていた記憶で、閉店すると知っていれば最後に食べておきたかった。ごはんのない牛皿でも注文できた記憶。

天下一品の分布的には近くに水道橋店があったり、秋葉原店もできたので仕方ない部分もあるか。とはいえ特色のある店舗だっただけに残念。

 

これでも店舗数が合わない、ほかにも閉店してしまったのか、と落胆しつつさらに都道府県のリストを進めていき、京都府のリストへ。そして見つけた閉店した店舗、九条店。

ここの閉店は神田店以上にこみ上げるものがあった。なにせ、予備校時代、大学時代にことあるごとに訪れていた店舗。

味への信頼度の高さ、JR西大路駅から徒歩5分程度の好立地などの理由から、千葉に進学した大学時代にも実家に帰るたびに行きか帰りのどちらかのタイミングで足しげく通っていた。

天下一品九条店の特徴としてあげられる、鶏のもも焼き。売っているのは見ていたし、知り合いにも勧められたのだが、骨付きの鶏が得意ではない、という理由で結局食べずじまいで閉店してしまった。いちおう他の店舗でも売っているところはあるらしいが、食べる日は来るのだろうか。つくづく一度試しておけば、と思うばかり。

 

噂によると、九条店はコロナ禍で閉店→テイクアウト専門で再開→店内飲食も再開→閉店という流れだったとのこと。かなしい。

 

お気に入りのお店も気づくと無くなっていたりする、行けるときに行っておいたほうがいいし、多少の好き嫌いはさておき、名物も一度は食べておいたほうがいいのかもしれない、と改めて思った次第。