九州、それは高速道路の国
前回の続きです。
3/5 月曜日 9:25 福岡県北九州市
小倉駅前の西鉄バス乗車券売場にて今回の旅のお供ともいうべきSUNQパス 全九州+下関 4日間を購入。
4日間で14,000円です。安いですね。
さて、最初の乗車は「小倉駅前」→「砂津」です。小倉駅を経由するバスのほとんどが小倉駅からほど近い「砂津」を起終点とするため、確実に一番前の座席を確保するには、「砂津」から乗車するほうが良い。そう考えての移動。
さて、ほとんどのバスが通る=バスはすぐ来る、ということで何系統に乗ったかもわかりませんが、「砂津」へ。
3/5 月曜日 9:35 福岡県北九州市
「砂津」から高速バスで福岡市を目指すわけですが、「砂津」を発着する北九州と福岡を結ぶバスは「なかたに号」「いとうづ号」「ひきの号」「なかま号」「福岡空港国際線~北九州」「福岡空港国内線~北九州」の6系統があります。
ここでは一番最初に来た「なかたに号」(9:42発)で福岡市へ向かいます。
「砂津」では乗客2人で発車し、「小倉駅前」へ。天神まで直通ということで、JRではなく高速バスを選択する人がある程度いることに驚きつつ、小倉からはモノレール直下を進みながら少しずつ乗客を拾って北九州市内を南へ。
「徳力嵐山口駅」を出るとモノレールと別れ、系統名の由来でもある「中谷」へ。「中谷」を出ると、すぐに九州自動車道小倉南ICから高速に入ります。この時点で通路側も半分ほど埋まるほどの乗車率になりました。
高速道路上では「直方PA」での乗降は無かったものの、「若宮IC」では2名が乗車し、いよいよ福岡市内に突入します。福岡ICから福岡都市高速4号線に入り、貝塚JCTからは都市高1号線、千鳥橋JCTで都市高環状線と進み、呉服町RPで高速を降りるとすぐに福岡市内最初の停留所「蔵本」に到着します。
さて、次に乗るバスは「なかたに号」の終着である「西鉄天神高速BT」も経由するのですが始発となる「博多BT」から乗車したいので、この「蔵本」で降車します。
「蔵本」から博多駅は大博通りを進むだけなので、バスの本数は多いと思っていますが、バス停が見つからず、とりあえず博多駅を目指して歩き、一つ隣の「呉服町」でちょうど来た100円循環バス*1に乗って博多駅へ向かいます。ちなみに、呉服町には地下鉄も通っているのですが、地下鉄を使うと博多までは乗換が必要になることもあり、バスを利用する人も複数人いました。
3/5 月曜日 11:30 福岡県福岡市
博多バスターミナルからは、九州各地への高速バスが発着しており、なかなかの賑わいを見せていました。ここで、予約していた高速バスの座席券を発券したのですが、西鉄バス以外の座席券もまとめて発券してもらえたので、ありがたかったですね。
出発前にネットでバスを予約しておくと、いいと思います。
11:43発の昭和バス「からつ号」で一路佐賀県唐津市を目指します。
「博多BT」を出た時点ではさほど利用者もいませんでしたが、次の「西鉄天神高速BT」で10人ほどが乗車しました。福岡県内での停留所はこの2か所のみで、唐津に向かいます。
天神地区を抜けるとすぐに天神北RPから高速へ。
天神北RP-(都市高環状線)-福重JCT-(福岡前原道路)-前原東ICと進み、一般道へ。
この先は一般道を走り唐津市内へ。「鏡山下」、「丸宗」、「用尺南」と各停留所でそれぞれ2,3人ずつ降りていき、唐津市中心部の「大手口」に到着。
「大手口」でバスを降りると、通りを挟んだ向かいにある唐津バスセンターに移動します。
唐津からは佐賀駅を目指すのですが、次の佐賀駅行きのバスが14:00。30分弱あるため、時間つぶしに西唐津駅を往復することにしました。偶然バスがあったので。
というわけで唐津BCを13:30に発車するバスで5分。西唐津駅へ。
数分の滞在にはなりましたが、唐津BCへ戻ります。
電車の時間が合えば電車で戻ろうかとも思ったのですが、接続が悪かったので、バスでとんぼ帰りになってしまいました。
時折乗客が僕以外にいなくなることがありましたが、途中の「小城BC」からは佐賀駅まで乗り通す乗客も増え、「佐賀駅BC」に到着しました。
初日とはいえ、2時間近く座り続けたため早くも座り疲れてしまいました。
佐賀駅バスターミナルに到着。駅がどこにあるのか見つけられませんでしたが。
集合場所は長崎県雲仙、あと2日ありますがあと少しですね。移動しましょう。
16:00の福岡空港行きに乗り込みます。ん?福岡空港?長崎方面ではない
そうですね、2日もあるのにこの時間に長崎に向かうわけないですね。
途中、佐賀駅を5分前に発車した天神行き「わかくす号」を追い越す一幕もありました。本来であれば抜かすことはないらしいのですが。
本州方面から北九州・福岡を経て熊本・鹿児島を結ぶ九州道、長崎・佐賀からの長崎道、大分を経て宮崎方面へ伸びる大分道(から東九州道)が交わっています。
鳥栖JCTを過ぎてほどなくすると、「高速基山」のバス停に到着。
この「高速基山」のバス停は、九州道基山PAに併設されていて、九州の高速バス網を語るうえで欠かせない存在です。
鳥栖JCTから程近いこともあり、福岡県発着の高速バスのほとんどが集まっています。
裏を返せば、九州各地からの高速バスが集まっているということです。この構造を利用して、九州各地相互の高速バスの乗り継ぎが可能になっています。
基山PA下り線(熊本方面)には福岡・佐賀の県境が通っていました。ちなみに、下り線は時間潰しには不向きだと思います。上り線は寄ってないのでわかりません。
行先によって2つのバス停に分かれています。前後に並んでいるだけなので迷うことはないと思いますが。
17:34のバスが3分遅れて来ました。大分行きの「スーパーノンストップ」で大分へ向かいます。「スーパーノンストップ」とはいいつつ、「高速基山」を出たあとにも「高速日田」でも乗車扱いを行いました。どうやら、別府行きが「ノンストップ」らしいです。
そんなことを考えていると、大分市内へ。大分市中心部の「トキハ前」でバスを降りました。
当初の計画では、ここで今晩乗る夜行バスの座席券を発券する予定だったので、窓口の開いている21時までに着くように、と考えて19時半ごろに到着するプランでした。しかし、お昼の博多ですべての発見が済んでしまっているので、やることがありません。
大分って時間つぶせそうなとこないんですね。
とりあえず、晩御飯をいただきます。
店を出てもまだ20時過ぎ、バスは23時過ぎ。まだまだ暇です。
暇なのでバスを撮ったり
月末で運行休止になってしまう旨を記録したり
またバスを撮ったりして、22時を過ぎたころ、「近くにマクドナルドがある」との情報を手に入れたので、マクドを探しましたが、見つからず、代わりにカラオケを見つけたので30分歌って再びバス停へ戻ります。
カラオケとバス停の間の歩道に謎の生き物がいて、僕は大分がわからなくなってきました。
というわけで、なんとか時間を潰して23:05発の「トロピカル号」に乗車します。
適当に寝たり起きたりを繰り返して降車予定の鹿児島中央駅前に到着したのですが、ここで事件が発生しました。寝るにあたって腕時計を外していたのですが、降りる身支度をしていると腕時計が見当たりません。そのため、鹿児島中央駅前で降りれず、終点の高速船ターミナルまで乗車し、運転手さんにも事情を説明して一緒に探してもらうと、桂馬の位置*2の座席下から無事発見されました。
こうして、事件はあったものの、鹿児島に到着しました。
この時点で3/6 6:25、集合は3/7 15:00 熊本駅。あと30時間ほどです。
小倉駅→砂津 100円
砂津→蔵本 1130円
呉服町→博多駅 100円
博多→大手口 1030円
唐津→佐賀 1180円
佐賀→基山 1030円
基山→大分 3190円
大分→鹿児島 5660円
合計 13820円 (SUNQパスとの差額 -180円)
次の日