高速バス大国 VS オタク 最終章

大学卒業から4年半、ようやく卒業旅行記も最終日。

 

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2018/03/08(木)長崎県雲仙温泉

大学の友人たちと過ごした一夜が明け、宿でしっかりと朝食を食べて移動開始。


ホテルを出るとまさかの大雨。

当初は雲仙で地獄めぐりなどを予定していたが、そのような天気でもなく、10時前の諫早行きのバスでそそくさと雲仙温泉を離れることに。

途中の小浜温泉に立ち寄る友人を見送りつつ、11時半ごろ諫早バスターミナルに到着。

 

諫早への移動中に考えていた今後の予定は、諫早からは高速バスで一路北九州、門司港からは渡船で山口県は下関へ、下関からは九州島外ながらSUNQパスが利用可能なサンデン交通でエリア最東端の宇部新川を目指す、というもの。

 

長崎・諫早から北九州へ向かう手段としては、乗り換えなしで長崎=北九州を結ぶ出島号がありますが、1日5往復しか走っていないこともあり、次のバスは諫早ICを13時半発、移動時間を差し引いても諫早で2時間近く待つことになり、雨で街歩きをするわけにもいかない状況下ということもあり、出島号ルートは早々に却下。

ここまで同行していた友人が福岡に向かうこともあり、そこに便乗する形で長崎→福岡→北九州とバスを乗り継ぐことに決め、路線バスで諫早ICへ。

 

諫早IC 12:08 九州号 博多バスターミナル

雨での速度規制が影響したのか、約3分ほど遅れてやってきました。

九州号に乗ってからも、少しでもいい乗り継ぎは無いだろうか、と高速バス路線網とにらめっこを続けていると、あることに気づきました。

初日にも利用した高速基山で、1分後に熊本発北九州行きのぎんなん号がある。

乗車中の九州号は高速基山13:35着(時間通りの場合)

後ろから来るぎんなん号は高速基山13:36発。

九州号が遅れている以上、乗り換えられない確率が高いが、ぎんなん号も熊本から来ている以上、多少なりとも遅れているに違いない。と謎のひらめきで高速基山での乗り継ぎに予定を変更。Qバスサーチでぎんなん号の居場所を睨みつけながら高速基山を目指します。

fp.atbus-de.com

 

高速基山での乗り継ぎにあたって、一番のチェックポイントとなるのが、鳥栖JCT(下図青枠)です。

地図を見ればわかる通り、少し北には乗り継ぎポイントの高速基山(赤枠)があり、九州号(オレンジ)、ぎんなん号(黄緑)が交わるポイントとなっています。

 

つまり、鳥栖を九州号が先に通過すれば乗り継ぎ可能。ぎんなん号が先に通過すれば乗り継ぎ不可能。ということです。

ありがたいことに、Qバスサーチには鳥栖JCTの欄があり、どちらが先に通過したのかを確認することができます。

 

時刻は13:33、先に鳥栖を通過したのはぎんなん号、まさかの時間通りの通過。

遅れること2分、九州号も鳥栖を通過しましたが、時すでに遅し。高速基山での乗換はできませんでした。

 

薄々予感はしていたこともあり、すぐに頭を切り替えて当初の予定通り天神高速バスターミナルで北九州行き高速バスに乗り換えるルートを取ることにしました。同一県内の二大都市を結ぶ路線で、平日は100往復以上の高頻度運転をしているので。

 

高速基山を出た九州号は、途中福岡空港に立ち寄って福岡市街を目指すのですが、福岡空港に立ち寄った影響で遅れが15分程度に拡大してしまい、14時半ごろ西鉄天神高速バスターミナルに到着しました。

 

遅れが拡大したこともあり、予定していた北九州行きバスにも間に合わず、次のバスも少し時間が空いてしまう状況に、頭をフル回転して1つの答えを導き出し、友人に別れを告げると天神高速バスターミナルを離れて地下へと降りていきます。

そしてたどり着いたは地下鉄の天神駅。地下鉄に乗って目指すは福岡空港

福岡空港駅から脇目もふらず、一心不乱に歩くこと5分。たどり着いたのは福岡空港国内線ターミナルのバス乗り場。時刻は15時04分。

 

福岡空港国内線15:07 小倉-福岡空港線 小倉行き

九州号で一度立ち寄っていた福岡空港に戻り、小倉行きのバスになんとか乗り込みました。福岡空港で降りていれば約1時間ののんびり乗換タイムだったのは結果論。

 

バスに乗ってしまえばすんなり走って16時33分、小倉駅に到着。

高速基山で辛くも逃したぎんなん号から遅れること約1時間40分。

諫早での2時間待ちを敬遠した出島号にも約30分の遅れを取る散々な結末。

 

気分転換にJRの改札を通り、かしわうどんを食べる。あまりのバタバタにこれが2食目。

 

かしわうどんを食べていると、関門トンネルで停電が発生し、電車の運転を見合わせるとの放送が。とことんついていない。

 

バスで門司港を目指すことにして、18時過ぎにようやく門司港駅に到着。

門司港からは関門汽船で下関は唐戸桟橋へ。

この辺りの写真がまったくないのはなぜなのか、当時の自分を問い詰めたい。

 

唐戸に渡ってからは辺りも暗くなってきたのでこの先の移動を断念して、バスで新下関駅へ。

 

新下関からは新幹線で一気に東へ。

新大阪からは在来線で高槻の実家へ帰宅。

これにてほとんどバスに乗り続けた4日間の九州旅行が終了。